2022/04/09 09:00
”本州一寒い”と言われる岩手・盛岡でも、だんだんと春めいてきました。新学期も始まり、店の前の通りはフレッシュな中学生や高校生が歩いています。
とはいえ、まだ油断ならないのが盛岡という場所。朝には霜がおりていることもあります。
かと思えば、急に真夏日まで気温があがると予報があったり、この気温差についていく人間も大変ですが、りんごの花が早く咲きすぎてしまわないかと心配になります。
昨年(2021年)のりんごは、3月の高温で早く咲きすぎた花が、4月の遅霜によってめしべやおしべが(霜焼けで)枯れてしまうという大ダメージを受けました。こうなると授粉できないので実がならず、収穫量が大幅に減ってしまいます。
同じことが起きないように、様々な対策を打つ農家さんの姿を見ていると、天気予報の気温には敏感になります。春が来るのはうれしいことですが、気温が上がりすぎないよう祈るばかりです。
写真は3月末にりんご畑にお邪魔した時のものです。
枝の先に膨らみ始めた「花芽(はなめ)」が見えています。お邪魔してから1週間経過しているので、今はもう少しふくらんで割れてきているものもあるかもしれません。こんな小さなふくらみから、いずれ葉っぱや花を広げるのですからとても不思議!
農家さんは、この小さな花芽のふくらむ様子を気にかけながら、毎日作業しています。それはもう365日、何かすべきことがあるといっても過言ではありません。
今年は農家さんの協力も得て、りんご畑からりんごの様子を読み物として発信していきます。知ってしまうと誰かに話したくなる奥深い世界がありますよ!お楽しみに。
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